
宿屋の富
あらすじ
サゲ 結末を含みます
タップしてサゲを見る
東京と上方
名場面のセリフ 当サイトの書き下ろし
大ぼら
客 うちの 庭は ちょっと 広くてね。 片方に 琵琶湖、 もう 片方に 富士の お山が 見える。 主人 へえ、 両方でございます か。 客 奉公人も 多くてね、 顔と 名前が 覚えきれないから、 番号で 呼んでいる。 主人 さすがは 大旦那さまで。
一分の富くじ
主人 旦那さま、 実は この 富札が 一枚 売れ残っておりまし て。 一分で お願いできません か。 客 …… 一分。 ああ、 一分ね。 いいとも、 当たったら 半分 あげよう。 (笑顔のまま、 懐の 財布の 薄さを 指先で そっと 確かめる)
当たり番号
客 一番富は……。 あれ、 おれの 札と 同じ 番号だ。 (札と 貼り出しを 何度も 見比べるうち、 膝から 震えだす) 客 …… 当たった。 千両……。 だめだ、 帰って 寝よう。
主な演者
三代目 柳家小さん 1857–1930江戸 4代目桂文吾に 教わり、 この 噺を 東京へ 移したと されます。 五代目 柳家小さん 1915–2002江戸 持ち 噺の ひとつ。 音源が 残る 演者の ひとり。 三代目 古今亭志ん朝 1938–2001江戸 音源が 残る 演者の ひとり。 六代目 笑福亭松鶴 1918–1986上方 『高津の富』を 主な 作品の ひとつと しました。 五代目 桂文枝 1930–2005上方 亡くなる 2か月前、 高津宮で 演じた 『高津の富』が 最後の 口演に なりました。



