
文七元結
あらすじ
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演者による違い
名場面のセリフ 当サイトの書き下ろし
吾妻橋
長兵衛 おい、 待ちねえ。 若 えのが、 なに 早まったことを しようってんだ。 文七 放してください。 五十両 なくして、 もう 店へは 帰れません。 長兵衛 五十両……。 よりによって、 その 額かい。 (懐に 手を やり、 出しかけては ひっこめる。 しばらく 川を 見つめる)
五十両を投げる
長兵衛 これはな、 娘が 吉原へ 身を 沈めて こしらえた 金だ。 娘は 死ぬわけじゃねえ。 おめ えは 死ぬってんだろう。 文七 そんな 大事な お金、 いただけません。 長兵衛 うるせえ、 持って けってんだ。 (包みを 文七に たたきつけ、 振り返らずに 駆け 去る)
長屋の押し問答
卯兵衛 どうか この お金は お納めください。 長兵衛 一度 やっちまったもん だ。 江戸っ子が そうですかって 受け取れるかい。 お兼 (屏風の 陰から) おまえさん、 もらっておきなよ。
主な演者
六代目 三遊亭圓生 1900–1979江戸 緻密な 演出が 手本と され、 名演として 評価の 高い 一席です。 五代目 古今亭志ん 1890–1973生 江戸 病後の ゆっくり した 口調での 口演も 名演と いわれます。 林家彦六 1895–1982(八代目 林家正蔵) 江戸 名演と される 演者の ひとり。 三代目 古今亭志ん朝 1938–2001江戸 五十両を 渡すまでの 長兵衛の 心の 揺れの 描き方に 定評が あります。 二代目 桂ざこば 1947–2024上方 上方で 演じた 演者。



