
明烏
あらすじ
サゲ 結末を含みます
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三人の男
名場面のセリフ 当サイトの書き下ろし
お稲荷さんへ
源兵衛 若旦那、 あちらが お巫女さんの お宅で。 ちょいと 寄って、 お参りの 支度を いたしましょう。 時次郎 お巫女さんの お宅に しては、 ずいぶん にぎやかですね。 三味線の 音まで 聞こえます。 多助 へえ、 近ごろの お稲荷さんは、 たいそう 陽気なんでございま す。
泣き出す若旦那
時次郎 ここは 吉原じゃありません か。 わたしは 帰ります。 源兵衛 お待ちなさい。 三人で 来て 一人で 帰ったら、 大門で 番人に 止められますよ。 時次郎 そんな 決まりが あるんですか……。 どう しましょう。 (袖で 顔を おおって、 子どものように 泣いてみせる)
翌朝の甘納豆
多助 ゆうべは 散々だ。 おい、 この 甘納豆、 もらうよ。 (甘納豆を ひと粒ずつ つまんで 口へ 放り込み、 仏頂面で 噛む) 源兵衛 それより 若旦那だ。 さあ 若旦那、 もう 帰りますよ。 時次郎 …… 花魁が、 まだ 放してくれないんで す。
主な演者
八代目 桂文楽 1892–1971江戸 この 噺を 練り上げ、 十八番に しました。 甘納豆を 食べる しぐさが よく 語られます。 三代目 古今亭志ん朝 1938–2001江戸 音源が 残る 演者の ひとり。



