
千両みかん
あらすじ
サゲ(オチ) 結末を含みます
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上方と江戸
名場面のセリフ 当サイトの書き下ろし
若旦那の心残り
佐兵衛 若旦那、 決して 笑いません。 どなたにも 言いません。 何が お望みなんです。 若旦那 …… みかんが、 食べたいんだよ。 佐兵衛 みかん。 なあんだ、 そんなことで。 お座敷いっぱいに 積んで お目に かけますよ。
大旦那の小言
大旦那 佐兵衛、 いま何月だと 思ってる。 この 土用のさなかに、 みかんが どこに ある。 佐兵衛 あっ……。 大旦那 請け合ったからには 探しておいで。 せがれが 気落ちして 死んだら、 主殺しだよ。 (番頭が 首を すくめ、 汗を ぬぐいながら 立ち上がる)
一房いくら
佐兵衛 (若旦那の 口もとを 見ながら) 十房で 千両だから、 一房が 百両……。 あ、 また 一房。 百両が、 ぺろりと。 若旦那 佐兵衛、 残りの 三つは おとっつぁんと おっかさんと、 お前で 分けて おくれ。 佐兵衛 へえ。…… 三房で、 三百両。
主な演者
五代目 古今亭志ん 1890–1973生 江戸 音源が 残る 演者の ひとり。 十代目 金原亭馬生 1928–1982江戸 音源が 残る 演者の ひとり。 三代目 桂米朝 1925–2015上方 音源が 残る 演者の ひとり。 二代目 桂枝雀 1939–1999上方 音源が 残る 演者の ひとり。



