
天狗裁き
あらすじ
サゲ(オチ) 結末を含みます
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『天狗裁き』と 『羽団扇』
名場面のセリフ 当サイトの書き下ろし
寝起きの押し問答
女房 あんた、 えらい にやにや してたで。 どんな 夢見て たん。 喜八 夢? なんも 見てへん。 ぐっすり 寝てただけや。 女房 うそ 言いなはれ。 あんな 顔して、 なんも 見てへんこと あるかいな。 喜八 見てへんもんは 見てへん。 ないもんは 出されへんがな。
大家の仲裁
大家 これこれ、 夢のことで 夫婦が 角 突き合わせて、 みっともない。 喜八 大家さん、 わかってくれはります か。 ほんまに 見てへんのです。 大家 わかっとる、 わかっと る。 ……で、 わしにだけ、 こっそり 言うてみ。 喜八 大家さんまで、 それですかいな。
山奥の大天狗
大天狗 奉行所の上を 通ったら、 木に 吊るされて 難儀して おったでな。 連れてきてやった。 喜八 ありがとうございま す。 命の 恩人、 いや、 恩天狗さまで。 大天狗 礼には およばん。 それより、 皆が そこまで 聞きたがる 夢とは、 いったい どんな 夢じゃ。 (喜八、 両手で 首を おさえて、 のけぞる)
主な演者
三代目 桂米朝 1925–2015上方 上方で 演じ手が 途絶えていた この 噺を 復活させました。 主人公の 名を 喜六から 喜八に 改めています。 五代目 古今亭志ん 1890–1973生 江戸 米朝が 復活にあたって 参考に した 口演の ひとつです。 十代目 金原亭馬生 1928–1982江戸 江戸落語では、 この 演者の 『天狗裁き』の 口演が 有名です。



