
真景累ヶ淵
あらすじ 宗悦殺し〜豊志賀の死
サゲ(オチ) 結末を含みます
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主な段
名場面のセリフ 当サイトの書き下ろし
催促
宗悦 殿様、 お貸しした お金のことでございま す。 今日こそは、 いくら かなりとも お返しいただきた く、 杖を 頼りに 参りました。 新左衛門 くどいぞ、 宗悦。 都合が つけば 返すと 申しておるではない か。 宗悦 その 「都合」を 伺いに 来るのも、 もう 何度目に なりますことか。 お武家様の お約束が、 それでは 通りませんでしょ う。 新左衛門 黙れ。 それ以上 申すと、 ただでは 置かんぞ。
按摩
新左衛門 これ 按摩、 もそっと 手加減せい。 骨に こたえるわ。 按摩 これしきでございます か。 殿様の 刀を 受けたときの 痛みは、 こんなものではございませんでした… …。 (振り返った 新左衛門が、 見えない 目を 開いた 按摩の 顔を 見て 凍りつく)
空の駕籠
長屋の男 新吉さん、 どこを ほっつき 歩いて たんだ。 師匠が 息を 引き取ったよ。 新吉 冗談は よしと くれ。 師匠なら 今、 そこの 駕籠に 乗ったばかりで… …。 (駕籠の 戸を そっと 開ける しぐさ。 中を のぞき込み、 そのまま 後ずさる) 新吉 …… 伯父さん、 いない。 誰も いないよ。
主な演者
初代 三遊亭圓朝 1839–1900江戸 作者。 若いころに 作った 芝居噺を、 明治に 扇一本の 素噺に 改め、 この 題に しました。 六代目 三遊亭圓生 1900–1979江戸 この 噺を 得意と した 演者の ひとりです。 八代目 林家正蔵 1895–1982(林家彦六) 江戸 この 噺を 得意と した 演者の ひとりです。 桂歌丸 1936–2018江戸 2003年、 最終話 「お 熊の懺悔」 までを月に 一度、 5か月 続けて 口演しました。



