
鰍沢
あらすじ
サゲ(オチ) 結末を含みます
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三題噺から生まれた噺
名場面のセリフ 当サイトの書き下ろし
雪の一軒家
旅人 ごめんください。 道に 迷って この 雪で、 もう 足が 動きません。 軒下でも かまいませんから、 ひと晩 お貸し いただけませんか。 お熊 こんな 山の中じゃ、 ほかに 家も ありゃ しません。 むさくるしいところですけ ど、 さあ、 火の そばへ。 旅人 ありがたい……。 おや、 おかみさん、 どこかで お目にかかったよう な。
玉子酒
お熊 冷えた 体には、 これが いちばんですよ。 熱いうちに おあがんなさい。 旅人 これは ご親切に。 下戸なもので、 ほんの ひと口だけ……。 おや、 なんだか 急に まぶたが 重く なってきた。 (湯呑みを 両手で 包み、 ふうふうと 吹いて 飲む しぐさ)
雪の崖
旅人 体が しびれて 言うことを きかない。 そうだ、 毒消しの 御封が ある。…… 南無妙法蓮華経、 南無妙法蓮華経。 (足を 滑らせ、 崖下の 川へ。 扇子を 鉄砲に 見立てて 構える)
主な演者
六代目 三遊亭圓生 1900–1979江戸 得意演目の ひとつ。 1970年の 落語研究会での 高座が 映像に 残ります。 八代目 林家正蔵 1895–1982(林家彦六) 江戸 芝居噺・ 怪談噺を 得意と し、 鰍沢も 得意演目の ひとつ。 1970年の 「芝居噺 林家正蔵の会」での 口演が 16ミリフィルムで 記録されています。 十代目 金原亭馬生 1928–1982江戸 音源が 残る 演者の ひとり。



