
夢金
あらすじ
サゲ(オチ) 結末を含みます
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原話と似た話
名場面のセリフ 当サイトの書き下ろし
舟宿の二階
熊五郎 うーん…… 金、 くれえ……。 おかみ まあ、 寝てまで お金の 話を してるよ、 この 人は。 主人 放っておけ。 こんな 雪の 晩だ、 もう 客も 来やしねえ。 浪人 頼もう。 夜分に すまぬが、 舟を 一艘 出してもらいたい。 酒手は 望みどおりに はずむ。 熊五郎 (が ばっと 起きて)へ い、 出します、 出します。 酒手と 聞いちゃあ、 雪も 何も ありゃ しません。
雪の大川
(櫓を 押しながら、 降りしきる 雪を 見上げる しぐさ) 熊五郎 ちぇっ、 駆け落ちの お供かい。 こっちは 鼻水まで 凍りそうだっての に、 いい気なもんだ。 浪人 船頭、 ちと 話が ある。 舟を しばらく 止めてくれ。…… 声を 落とせ。 熊五郎 へ い、 何です、 酒手の 話なら 大きな 声でも 構いませんが。 浪人 あの 娘、 懐に 大金を 持って おる。 手を 貸せば、 そのうちから 五十両、 そちに やろう。
中洲
熊五郎 …… 旦那、 そういうことなら、 ちょうど いい 場所が ございます。 この 先の 中洲なら、 人っ子ひとり おりません。 浪人 うむ、 気の 利く 男だ。 では、 わしが 先に 降りて 足場を 見よう。 熊五郎 どうぞ どうぞ、 足元に お気を つけて。…… そら よっ。 (棹で 舟を ぐいと 突き出す しぐさ) 熊五郎 旦那、 そこで 一晩、 雪見酒でも やっておくん なさい。 お嬢さん、 もう 大丈夫だ。 しっかり つかまってなさい よ。
主な演者
三代目 三遊亭金馬 1894–1964江戸 昭和の 時代に この 噺を 得意と した ひとり。 サゲを きれいに するため、 単純な 夢落ちに して 演じたと いわれます。 六代目 三遊亭圓生 1900–1979江戸 昭和の 時代に この 噺を 得意と した ひとり。 三代目 古今亭志ん朝 1938–2001江戸 音源が 残る 演者の ひとり。



