
七度狐
あらすじ
サゲ(オチ) 結末を含みます
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『東の旅』の中の 七度狐と、 江戸の七度狐
名場面のセリフ 当サイトの書き下ろし
煮売屋
喜六 おっさん、 その 棚の上の イカの 木の芽 和え、 あれ 一皿ちょうだい。 主人 あきまへん。 あれは もう、 よそへ 行く 先が 決まって まんねん。 喜六 ほな、 なんで 見える とこに 置いとくねん。 目の 毒やないか。 清八 まあ まあ 喜ぃ公、 黙っとけ。…… ええか、 おっさんが 奥へ 入った 隙に、 わしの 笠の下や。
大きな川
喜六 清やん、 えらい こっちゃ。 さっきまで 道 やった とこが、 いつの間にか 川に なってるで。 清八 しゃあない、 着物 脱いで 頭の上へ くくりつけ え。 そろり そろり 行くで。…… 深いで、 気ぃつけや。 (裾を からげ、 腰を 落として、 一歩ずつ 足で 川底を 探る。 扇子を 杖代わりに 突く) 百姓 そこの 裸の 二人、 麦畑の 真ん中で 何してな はる。
庵寺の夜
喜六 清やん、 尼さん、 通夜や 言うて 出て行ったきり、 帰ってけ えへんな。 清八 その 代わりに、 棺桶ばっかり 増えていき よる。 ひい、 ふう、 みい……。 (棺桶の 蓋がことりと 動く。 二人で 抱き合い、 首だけ そちらへ 向ける) 喜六 あかん、 いま中から 声が した。 金 返せ、 て……。 わし、 誰にも 借りてへんで。
主な演者
三代目 桂米朝 1925–2015上方 2004年の 正月に、 狐を 追いつめたら 水車の上を 踏んでいた、 という 新しい サゲを 使いました。 二代目 桂枝雀 1939–1999上方 この 噺を 手がけた 演者の ひとり。 三代目 笑福亭仁鶴 1937–2021上方 この 噺を 手がけた 演者の ひとり。 二代目 桂小南 1920–1996江戸 東京で 上方落語を 演じた 落語家で、 この 噺を 得意演目の ひとつと しました。 江戸で 演じるときの、 大根の サゲは この 人によるものと されます。 四代目 桂文我 1960–上方 子ども向けの 紙芝居や 児童書でも、 この 噺を 取り上げています。



