
猫の皿
あらすじ
サゲ(オチ) 結末を含みます
タップしてサゲ(オチ)を 見る
原型と、 演じ方の違い
名場面のセリフ 当サイトの書き下ろし
皿に目をつける
旗師 (茶を すすりながら、 横目で 店の 隅を 見る)…… おや。 あの 猫の えさ 入れ、 ただの 皿じゃないね。 (湯のみを 置き、 声の 調子だけは のんびりと 変える) 旗師 亭主、 いい 猫を 飼ってるねえ。 毛並みと いい、 顔つきと いい。 亭主 へえ、 ただの駄猫でございます よ。
猫を買う
旗師 おうおう、 よし よし。 ほら、 すり寄ってきた。 亭主、 こいつは あたしに 惚れたね。 三両 出すから、 譲っちゃくれない か。 亭主 三両。 猫一匹に、 そんな に。 ……ようございます、 お連れくださいま し。 旗師 ありがたい。 ついでにな、 猫は 器が 変わると 食が 細るって 言うだろう。 この 皿も 一緒に もらっていくよ。 亭主 あ、 いけません。 猫は 差し上げますが、 そちらは お売りできません。
亭主の種明かし
旗師 なん だい、 汚い 皿の 一枚くらい。 亭主 いえ、 それは 捨て値でも 三百両という 品でして。 旗師 …… 知ってたのかい。 知ってて、 なんで そんな 皿で 猫に えさを やってるんだ。 亭主 はい、 こうして おりますと、 ときどき 猫が 三両で 売れます。
主な演者
五代目 古今亭志ん 1890–1973生 江戸 音源が 残る 演者の ひとり。 CDつきマガジン 『落語 昭和の名人 極めつき72席』の 創刊号に 収められました。 三代目 古今亭志ん朝 1938–2001江戸 音源が 残る 演者の ひとり。 東横落語会での 口演が、 CDつきマガジン 『落語 昭和の名人 完結編』に 収められました。



