
寝床
あらすじ
サゲ(オチ) 結末を含みます
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旦那を描くか、 長屋を描くか
名場面のセリフ 当サイトの書き下ろし
番頭の報告
旦那 で、 長屋の 皆さんは 何人 来てくれるん だい。 番頭 へえ、 それが……。 豆腐屋さんは、 急に 大きな 注文が 入った そうで、 今夜は ひと晩じゅう仕込みだ と。 旦那 そりゃ 商売だ、 しかたが ない。 ほかの 人は。 番頭 金物屋さんは 寄り合い、 鳶の 頭は 遠くの 火事場へ……。 おかみさんたちは、 そろって お腹を こわした そうで。 旦那 …… 揃いも 揃って、 今夜に 限ってかい。
旦那のふて寝
旦那 わかった。 わたしの 義太夫が 聞けないような 人には、 長屋に いてもらわなくて 結構。 店の者にも、 みんな 暇を 出す。 (羽織を 脱ぎ捨て、 ぷいと 横を 向いて 寝転んでみせる) 番頭 だ、 旦那、 そんな 殺生な……。
会のあと
旦那 おや、 みんな 寝ちまったのかい。 人が これだけ 一生懸命 語ったのに……。 おや、 定吉だけは 起きて、 泣いてるじゃない か。 旦那 子どもでも、 わかる者には わかるんだねえ。 どこが 悲しかった。 親子の 別れの くだりかい。 定吉 いいえ、 そうじゃありません… …。
主な演者
八代目 桂文楽 1892–1971江戸 得意と した 演者として 知られます。 自身も 義太夫を 習い、 料理と 酒を 出して 義太夫を 聞かせる 「寝床の会」を 開いたという 逸話が 残ります。 八代目 三笑亭可楽 1898–1964江戸 音源が 残る 演者の ひとり。 五代目 古今亭志ん 1890–1973生 江戸 音源が 残る 演者の ひとり。 長屋の 者たちの 困りぶりを 誇張して 描きました。 二代目 桂枝雀 1939–1999上方 音源が 残る 演者の ひとり。



