
はてなの茶碗
あらすじ
サゲ(オチ) 結末を含みます
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上方の『はてなの茶碗』と 東京の『茶金』
名場面のセリフ 当サイトの書き下ろし
茶店で
油屋 おやっさん、 その 茶碗、 わいに 売ってんか。 茶店の 主人 いやいや、 これは 手放せ まへん。 うちの 大事な 品で おます。 油屋 さっきまで 番茶 入れて、 客に 出してたや ないか。 茶店の 主人 …… それと これとは、 話が 別で おます。
茶金の店先
番頭 うちは、 こういう お品は お預かり しており まへん。 どうぞ お引き取りを。 油屋 見も せんと 何が わかるねん。 箱、 開けて みい。 千両の 品やで。 金兵衛 店先が えらい 騒がしいようやけ ど、 何事どす。 油屋 あ、 茶金さん。 あんたが 清水で 首 かしげてた、 あの 茶碗 だす。
首をかしげたわけ
金兵衛 あの 茶碗はな、 割れも ヒビも あらへんのに、 どこからか 水が 漏りますのや。 油屋 ……へ。 漏る。 金兵衛 けったいなことも あるもんやと、 それで 「はてな」と 言うただけどす。 (油屋、 抱えていた 桐の 箱を、 そろりと 膝に 下ろす) 油屋 わいの 二両が、 ぽたぽた 漏れていき よった……。
主な演者
四代目 橘家圓喬 1865–1912江戸 東京の 『茶金』は 圓喬の 十八番と 評されました。 五代目 古今亭志ん 1890–1973生 江戸 『茶金』の 題で 演じ、 音源が 残る 演者の ひとり。 三代目 桂米朝 1925–2015上方 上方で この 噺を 復活させたと される 演者。 小佐田定雄は 「ほとんど 創作したと 言って いい 噺」と 述べています。 三代目 古今亭志ん朝 1938–2001江戸 音源が 残る 演者の ひとり。



