
代書屋
あらすじ
サゲ(オチ) 結末を含みます
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作者の原作と、 演者による型の違い
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名場面のセリフ 当サイトの書き下ろし
本籍を聞く
代書屋 まず 本籍や。 あんたの 生まれたと この 番地を 言うてんか。 男 生まれた とこ…… おかんの 話では、 産婆さんの 家の 奥の 間や そうで。 代書屋 部屋まで はいらん。 産婆さんの 家を 本籍に する 人が おます かいな。 男 ほな、 今 住んでる とこで よろしいわ。 角の うどん屋の 二軒隣。 代書屋 …… うどん屋も 書かんで よろし。
職歴を聞く
代書屋 ほな、 これまで やってきた 商売を、 古い 順に 言うてもらおか。 男 最初は 巴 焼きだす。 友だちが、 道具が 余ってるさかい 使え、 言うて。 代書屋 (扇子の 筆を さらさらと 走らせる) 『菓子製造販売を 営む』と。 で、 何年ぐらいやりな はった。 男 いや、 場所 借りよう 思たら 家賃が 高うて。 焼いては おまへん。 (書いたばかりの 行に、 扇子の 先で、 すうっと 線を 引く) 代書屋 やって へん商売まで 並べられたら、 紙が なんぼ あっても 足り まへんがな。
賞罰を聞く
代書屋 賞罰。 まあ、 表彰されたことなん か、 おまへんわな。 男 おまっせ! 写真入りで 新聞に 載りましたんや。 代書屋 ほう、 それは 大したもんや。 人助けでも しな はったか。 男 ぼた餅の 大食い 大会で、 表彰されましたん や。 代書屋 …… そんなもん、 履歴書に 書けますかいな。
主な演者
四代目 桂米團治 1896–1951上方 この 噺の 作者。 自作の 『代書』は 十八番で、 高座に 上がると 客席から 「代書屋!」と 声が かかったと いいます。 この 噺の 録音は 確認されていませ ん。 三代目 桂米朝 1925–2015上方 師匠の 米團治から 受け継ぎ、 三代目桂春団治と 二代目桂枝雀に 伝えました。 1983年、 米團治の 三十三回忌の 追善会で 演じた 口演が カセットテープに なっています。 三代目 桂春団治 1930–2016上方 春団治の 襲名前に、 米朝に 頼んで 教わりました。 持ち 噺を 絞った 演者で、 その 数少ない 演目の ひとつです。 二代目 桂枝雀 1939–1999上方 代表的な 持ち 噺の ひとつ。 男の 本職を ポン菓子屋に 変えるなど、 大胆に 手を 加えて 演じました。 二代目 桂小南 1920–1996上方・ 江戸 東京で 上方落語を 演じた 演者。 柳家喜多八に 稽古を つけ、 この 噺が 東京に 広まるもとに なりました。 柳家喜多八 1949–2016江戸 二代目桂 小南に 教わった この 噺を、 落語協会に 持ち込んで 広めました。



