
富久
あらすじ
サゲ(オチ) 結末を含みます
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富くじと火事
名場面のセリフ 当サイトの書き下ろし
神棚の前
久蔵 大神宮様、 一番とは 申しません。 二番富の 五百両で 結構でございます。 久蔵 当たりましたら 酒は きっぱり やめまして、 表通りに 小さな 店でも 出して……へへ、 そう なったら 嫁さんだって もらえるって もんで。 (札を 神棚に 納め、 ぱんぱんと手を 打つ しぐさ)
火事見舞い
長屋の男 おい 久さん、 起きろ。 日本橋のほうが 燃えてるぜ。 お前が しくじった お店の あたりじゃねえか。 久蔵 えっ、 旦那のところ? こう しちゃいられない。 いちばんに 駆けつけりゃ、 旦那だって 許してくれるかも しれねえ。 旦那 おや、 久蔵じゃないか。 この 夜中に、 よく 来てくれた。 いいよ、 今日から 出入りして おくれ。
抽選の場
読み上げる 声 一番富、 千両、 松の 百十番。 久蔵 松の 百十番…… あたしだ! 当たった、 当たった! 世話役 おめでとう。 では 札を 出してください。 久蔵 札は…… 神棚と 一緒に 焼けちまった……。
主な演者
八代目 桂文楽 1892–1971江戸 十八番の ひとつ。 富の 抽選を 深川八幡として 演じました。 五代目 古今亭志ん 1890–1973生 江戸 音源が 残る 演者の ひとり。 富の 抽選を 椙森神社として 演じました。 五代目 柳家小さん 1915–2002江戸 音源が 残る 演者の ひとり。



