
蛇含草
あらすじ
サゲ(オチ) 結末を含みます
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『蛇含草』と 『そば清』
名場面のセリフ 当サイトの書き下ろし
吊るされた草
男 おい、 軒に ぶら下がってる、 その 汚ねえ 草は なん だい。 友だち 汚ねえとは ご挨拶だな。 蛇含草と いって、 ありがたい 薬草だ。 男 薬草? あんな しおれたのがかい。 友だち うわばみが 人を ひと呑みに するだろう。 腹が ぱんぱんになったところ で、 これを ぺろりと なめる。 すると すうっと 腹が おさまるんだ そうだ。 男 へえ、 そいつは 重宝だ。 ひとつまみ、 分けてくんねえ。
餅の曲食い
男 さあ、 見ててくれよ。 ほいっと 放って…… (首を のけぞらせて、 ぱくり)。 友だち おう、 うまいもんだ。 男 お次は、 うしろ向きで 受けてみせる。…… ほいっ。 (ぱくり) (何個目かで、 受けた 餅を なかなか 呑み こめず、 目を 白黒させる) 友だち どう した、 だいぶ 間が 延びてきたな。 あと二つだぞ。 男 …… 二つが、 山に 見えてきた。
帰りがけ
男 すまねえが、 鏡を ちょいと 貸してくんねえか。 友だち 今さら めかしこんで どう する。 男 いや、 下を 向くと 口から 餅が 出てきそうでな。 鏡に 映して、 下駄を 探すんだ。
主な演者
三代目 桂三木助 1902–1961江戸 十八番だったと いわれます (東大落語会編 『落語事典 増補』)。 二代目 桂枝雀 1939–1999上方 映像が 残る 演者の ひとり。 1992年の 「米朝一門会」での 口演が ビデオに なっています。



